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学長メッセージ

 

 岡山大学は、中期目標として「人類社会の持続的進化のための新たなパラダイム構築」を掲げており、これまで、11学部7研究科を擁する総合大学としての特色を活かしながら、「自然と人間の共生」に関わる、環境、エネルギー、食糧、経済、安全、教育等々の諸課題に対して、既存の知的体系を発展させた新たな発想の展開による問題解決を目指してきました。

 1994年10月には、全国の国公立大学の中で初めての環境系学部となる環境理工学部を創設し、2005年4月には大学院環境学研究科を設置しました。その後2012年4月には環境学研究科に自然科学研究科バイオサイエンス専攻の内の農学系を統合し、環境生命科学研究科に拡充して現在に至っています。環境分野における教育・研究機能の充実による成果は、21世紀COEプログラム「循環型社会への戦略的廃棄物マネジメント」、魅力ある大学院教育イニシアティブ「『いのち』をまもる環境学教育」、組織的な大学院教育改革推進プログラム「アジア環境再生の人材養成プログラム」などの拠点形成事業採択に結びついています。
 2007年4月にユネスコから設置認可を受けた岡山大学ユネスコチェアは「持続可能な開発のための研究と教育」を目的とするものであり、本学の環境系部局が上記の拠点形成事業を通じて進めてきた「アジアにおける環境学の教育研究拠点」の形成を加速させるものです。
 岡山県内には、故谷口澄夫岡山大学元学長を代表とする「岡山貢献トピア構想」の下で、地域を挙げて国際貢献活動を推進する動きがあり、1994年には「岡山県国際貢献条例」が制定されました。また、2005年には岡山地域が国連大学が進めるESDの地域拠点(RCE)に、世界最初の7ヵ所の1つに認定されており、環境分野での国際貢献や ESD取り組みが活発に展開されています。2014年秋には、2005年~2014年に実施された「国連ESDの10年」を総括する「ESDに関するユネスコ世界会議」が岡山市と愛知県・名古屋市をホスト自治体として開催されました。

 岡山大学ユネスコチェアは、地域における行政機関、NGO、NPOなどと緊密な連携を取りながら、アジア・太平洋地域、アフリカ等の発展途上国を対象とするESDの理解と実施に向けた教育プログラム開発や国際貢献活動を展開しています。
 各界各位におかれましては、岡山大学ユネスコチェアに対して一層のご支援・ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                   

 国立大学法人 岡山大学長  槇 野 博 史