◆ ◆ Leigh Dovetail-Jig について ◆ ◆ Tweet
前に使ったのは何時だったか・・・、5-6年使っていないので使い方を忘れてしまった。 解説書を見ながらテストし、よく使うThrough Dovetail (蟻継ぎ)を復習したので、備忘録として記録しておきます。 |
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woodcfaft.comで18"(≒450mm)のJig+アクセサリー(3ルータービット等)で$479、送料に$60かかっても44000円ほどなので、ずいぶん安くなりました。私が購入した頃は8万円以上かかったと思います。 型よりも微妙に改良が見られますし、ルーター頼りの木工をする気なら、十分価値はあるでしょう。 |
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まず気をつけなければならないのは、 自分のルーターが使えるか?、ということ。このセンター・ガイド・ブッシュはかなり重要です! |
私のBOSCH-GOF1200Aは今にしてみれば優れた機種だと思いますが、Leighの適合ガイド・ブッシュが無く...実はボッシュの純正をベースに苦労して自作しました↓ | |
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現行の適合を確かめて下さい、何と今はBOSCH用のアダプターがあるんですね!![]() |
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試し切り、あて板として使える、加工材と同じ厚み、幅の板材が十分必要です。 引き出しなどの包みアリとは異なり、鳩尾側と、ピン側、それぞれ1回1枚ずつ加工します。 |
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Jigの位置は自由にセットできますが、図のように左寄せ×回転させて対辺を削るので、基本的に左右対称にPin位置を配置します。その際、下のような適当な厚みでガイド板を2-3枚用意しておくと便利です。 | ||
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試しに・・・ わざと左右対称を崩した配置にしてみました。 この治具はこのまま裏返して、鳩尾側を削るので、問題ないはずです。 それぞれのピン幅、ピッチは全く自由です。 要は美しいかどうかの判断だと思って下さい。 写真の面材は同じ厚みのあて板、Pin先の下部が加工材です。 このPin側はJigを前後させてPin幅を調節できます。 したがって調節のできない鳩尾側から削り、Pinを調節しながら合わせていく手順になります。 |
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@鳩尾側の加工材をセットしたら、Jigを一旦抜いて裏表を差し替えます | アリビットを取り付け、深さ合わせ | |
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A左から、純に削りますが、下図の矢印の様に、ビットに負担を掛けないよう手前を軽く数mm削り、次第に深く削るのがこつです。一気に力任せに削るとコマの面が荒れたり、欠けたり、ビットも痛むなど良い結果を生みません。 | ||
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B鳩尾側が削れました | C板を差し替え、Jigを裏返します。 ルーターにはストレートビットを取り付けます | |
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D左右のガイド位置を調節します、あらかじめテストして目安の線を付けています、1回目は少し浅め=キツイ〈Pinが太く入らないはず〉 の位置にセットしました。具合を見て、Jigを後退させることでPin幅を調節できます。 | ||
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加工材の前にあて板をプレスしています![]() |
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ストレートビットで、この様に手前から少しずつ削ります。 | これでPin側の削り終わり | |
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E予定通り...キツくて入りません、ガイドの調節です。 | ||
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Fガイド位置を調節して再度切削 、入りました。左右のコマ幅が不均等でも問題なく鳩尾とPinを合わすことができました。 しかし左寄りのコマはキツく、右手が緩い様です。Jigの平行をあえて崩して 左を約1mm奥へ、右を1mm手前へセットし、本番用にマスキングテープで印を付けておきました。 |
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さて、本番の板は幅が違うのでPin位置をセットし直しますが、Jigの前後位置は厚みとの関係なので、この試作が役立ちます。 成果は改めてブログの方で報告します。 | ||
桐の15mm集成材で箱組をします![]() |
さあ、あなたはLeigh-DovetailJigに挑戦しますか? 以前PORTER・CABLEのダブテール治具でも書きましたが、海外のこういった治具類もやはり手仕事を前提とした道具です。 使いながら、理屈を理解し、調整と工夫、塩梅を身につける必要があります。 その過程で木材も時間も消費し、刃物も痛みます。 ある程度の数をこなすことを前提に、ご検討下さい (^-^) |
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