|
平成24年度入学 高橋 潤子 |
|
私は他大学の音楽学部音楽教育学科を卒業し、岡山大学大学院に進学しました。それは、中学校や高等学校の音楽教育のみならず、小学校の音楽教育に興味を持ったからです。
大学時代に小学校での演奏や、楽器の指導を行う機会を頂きました。そこで小学生の音楽に対するドキドキ、ワクワクする感情を私自身も肌で感じ、この様な感情を持てる子どもを育てたい、伸ばしたいと思うようになりました。
大学院では、実践に役立つ授業を受け、自分の学びたい分野について深く研究することで、夢の実現に一歩一歩近づいていると感じることが出来ます。
また、熱心な先生方や様々な経験を持つ仲間から常に刺激を受け、一つのことに対してあらゆる角度からの考え方を学ぶことが出来るこの環境にとても感謝しています。
これからも大学院で学ぶことのできる2年間を充実させ、将来子どもたちの前に立った時は、音楽を通して豊かな感情を育てることが出来る教師になりたいと考えています。 |
|
平成20年度入学 石井 宏美 |
|
私は大学時代に所属していた児童学科の音楽研究室で学んだ声楽について、もっと勉強したい、深めたいと思い大学院に進学しました。大学時代の私の専門はあくまでも児童教育だったので、入学当初は自分の音楽についての知識の無さに落ち込むこともありました。私とは全く違う経験を持つ人たちとの授業は、いつも発見と驚きの連続で、授業内容ももちろんですが、そんな仲間から学びの姿勢をも教わっています。
実技の声楽については、自分の癖に気付くことができ、やっとここからがスタートだと感じています。大学院に進学しなければ、自分の演奏についてこんな風に感じることも無かったでしょう。声について、いろいろと考えたり、よりよい演奏ができるように練習に励むということも無かったかもしれません。大学院に進学をして本当に良かったです。
私は将来、小学校教員になりたいと考えています。大学院での歌や音楽についての学びは子どもへの教育に必ず生きてくると確信しています。教員として子どもの前に立つまでに、もっとたくさんのことを学び、成長していけるように残りの学生生活を充実させていきたいです。 |
|
平成18年度入学 矢吹 明香 |
|
私が大学院を希望したのは、音楽や音楽教育についてもっと深く学びたいと思ったからです。私は音楽学部で声楽を専攻していました。そして、現在、自分が学んできた音楽をどのように教育に結び付け、アプローチしていけばよいのかを勉強しています。
音楽教育講座では、音楽科教育だけでなく、音楽学、器楽、声楽、作曲など各音楽の専門分野において、自身の知識・技術を高め、その分野を教育現場で生かす方法を考え、学ぶことができます。
音楽大学等で音楽を学び、教育に生かす術を身につけたい・考えていきたいと考える方にも大変素晴らしい環境だと感じています。
|
|
平成17年度入学 永井 征志 |
|
岡山大学のキャンパスは、市内にあり静かで落ち着いた雰囲気です。地理的に便利で、新幹線が停車するので自宅通学をしています。学部の頃通っていた大学も総合大学でした。数年前に市内から山の上に移転したので、通学路は自然の遊歩道で四季の変化を楽しめました。
岡山大学は、学部数が多く、図書館が充実しています。医学部関係の資料もあり、修士論文作成に活用できます。先生方の指導は手厚く、自分のやりたい研究を思う存分に行うことができる恵まれた環境です。
大学院には、いろいろな大学出身の学生や職場経験者が来ており、より広い視野で学識を深めることができます。中国からの留学生もおり、直接中国文化に触れることができます。腰鼓という中国の伝統舞踊を、5月に岡山操山高校で出前授業しました。
このような実践を含め、先生や仲間と討論しながら教師としての専門性を身につけるべく課題を探求していくのは楽しく、やりがいがあり、充実した毎日です。
|
|
平成16年度入学 宮原絵里奈 |
|
私は、岡山大学の学部を経て大学院に進学しました。学部生の時にも何度か院の授業を見せてもらったりしていました。しかし、院生になってみると、授業への参加意識が大いに変わりました。それは、院の授業が少人数で、ディスカッション中心だからです。自分の意見の発表は簡単ではありませんが、ちょっとでも気になった点を発表したり、それについて皆で考えたり、意見を出し合ったりする事は、私にとって大変刺激になっています。
授業には、実際に教職の現場に出られていた年代の離れた先輩方や、留学生の方、他大学からの同級生という風に、幅広い層の人たちがいます。新たな考え方、課題を発見できるのも大きな魅力です。
大学院生として、もうひとつの魅力が研究です。私は大学院修了後、小学校教員になりたいと思っています。現場の課題と向き合いながら、自分の研究を深め、理想を描いていくことは、学生の今だからこそ可能です。時間を有効に使い、頭も体もフルに使って、充実した2年間にしていきたいと思っています。
|
|
平成14年度入学 貝原 緩子 |
|
私が大学院で学び始めて最初に思ったことは、「学部の授業は学問の入口だった」ということです。そのくらい大学院の授業内容は専門的で奥深いものだったのです。授業形態も講義式からディスカッション中心となり、一つのことをより多面的に深めるという自主的な取り組みになっています。
また学会では、著名な先生方から直にお話を伺えるだけでなく、「院生フォーラム」を通して他大学の院生と情報交換できるというのも大変意義深いことです。自分から動かなければ何も始まらない大学院生活。だからこそ何事にも積極的に取り組み、実り多い2年間にしたいと思っています。
|
|
平成14年度入学 作田由美子 |
|
学部を卒業してすぐに学校現場に入った私は、日々学級経営や公務分掌といった仕事に追われ、一番必要な教科研究を行う余裕もなく、悶々とした日々を送っていました。9年間の現職生活の中では、指導要領の改訂や社会の流れをうけて、学校は大きく変わってきました。子どもや保護者、地域のニーズに応えることも大切です。しかし、私自身がもう一度自分の専門性を高める必要性を感じ、再び「音楽教育」について学びたいと強く思いました。
今年4月から自己研修制度を利用しながらの学生生活がスタートしました。学部時代とは違って明確な目標があります。現場での実践を行ってきた中で、今自分に必要な力は何かをじっくり見つめ直すことができます。また、目の前の授業準備に追われていた自分を振り返り、ゆっくり理論や他の研究者の論文を読むことで、新しい見方や自分の考えを深めることができます。これらは、学部の学生の実習や授業に一緒に参加することで、より深めることができます。さらには博士課程の先輩方は大変身近な存在で、よりレベルの高い討論をすることができ、大変刺激になっています。
私の関心は「音楽の力」を再確認し、教育に生かすことです。4月には早速、工学部の先生のアドバイスを受けながら、現場で感じた疑問を明かすためにも実験を始めました。また、音楽関係だけでなく、臨床心理学や障害児教育の授業も自由に受けることができ、それぞれの分野の専門の先生や院生たちと一緒に学ぶことができる環境にも満足しています。
来年からは、現場に戻りながらの研究が続きますが、熱心な先生方や、意欲の高い同級生に恵まれ、さらに自分の研究を充実させていこうと思っています。 |
* |
研究者になりたい人には、修了後兵庫教育大学連合大学院博士課程(岡山大学所属)も待っています。 |