平成15年度の活動

平成15年度は岡山大学教育学部、理学部、農学部、工学部の教官が各々の専門分野を生かした体験型の講座を計4つ開講しました。

「岡山大学サイエンス・スクール2003」活動テーマ

・クリスタルの不思議 (担当:教育学部 山下信彦・稲田佳彦)

・液晶の不思議 (担当:工学部 長屋智之)

・低温の不思議 (担当:理学部 味野道信)

・生体高分子の不思議 (担当:農学部 木村吉伸)


【クリスタルの不思議】


大学教官によるクリスタルについての講義です。みんな真剣に聞いています。













天然のクリスタル標本も展示されています。休憩時間などに触って観察して「うわぁ、キレイ…」


市販の食塩に不純物として鉛、マンガンを混ぜて「紫外線で光る食塩」を作ります。「う〜ん、上手く道具が使えないや…。」












音波を使ったX線構造解析のモデル実験。クリスタルの内部を覗く方法も勉強しておこう。



金属を封入したガラス管を使って金属の結晶が出来る様子を観察しています。「あれっ?いつの間に出来てたんだろっ?」











人口の雪の結晶を作る実験中。 「ちぇっ!失敗だ!」「やった!!キレイに出来てる!!」



【液晶の不思議】

←大学の先生による実験方法の説明。少し複雑なので、みんな真剣に聞いています。













→ラビング(分子の向きを揃える作業)。強すぎず弱すぎず…。ちょっと匠の世界です。


←スペーサーを吹き付けています。今回の作業の中で最もみんながはしゃぐ作業です。













→いよいよ液晶分子を封入です。気泡を入れないように慎重に…。


←完成した液晶ディスプレイです。丸一日かけて完成させた力作。思い出深い作品です。












→最後のまとめ。参加者1人1人から感想を発表して もらいます。みなさん、参加ありがとう。


【低温の不思議】

「温度とは何だろう?」先生がプロジェクターで分かりやすく教えてくれています。













元は丸い風船(右上)が液体窒素に浸けるとこんなに小さくなっちゃった!


←沸点の差を利用して液体窒素でドライアイスや液体酸素を作っています。

    ↓液体窒素で作ったドライアイスです。「うわっ!冷たい!」

















電気抵抗の温度変化を調べる実験。大学生が側でアドバイスをくれるから安心して実験できます。












→液体ヘリウムを使う実験施設も見学しました。巨大な装置に目が点です…。

【生体高分子の不思議】

←大学の先生と沢山の大学生スタッフの指導の下、「生体高分子の不思議」が始まります。














→まずは「糖鎖」や「たんぱく質」といった今日の実験のキーワードの講義です。



←ナタ豆からたんぱく質を取り出す実験。「慎重に慎重に…」













→困ったときは大学生スタッフがアドバイス。「そうか!分かったぞ!」



←やっと取り出せたタンパクはある種の血液の糖鎖に結びついて凝固させてしまう。「う〜ん、不思議だ…。」













→「濃縮還元とは…。」「旋光度とは…。」工学部から覗きにきた先生も加わって普段、学校では習わないことを分かりやすく説明していただきました。




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