2004.10.27 ルーター台作成

私はボッシュのルータをLeeVaiieyで購入したVeritas-RouterTableSystem で使っています
単純ですが使いやすく、これを参考に大学の工房用に一台作ることにしました
最も簡単なルーターテーブルですから、これを参考に是非作ってみて下さい
ルーター加工の幅がグンと広がりますし、安全に使うことができます
  
トップの鉄板は以前機械屋に頼んで作ってもらっていました、4mm厚で400×600mm、センターに80×80mm
の穴をあけてもらっています、しばらく前なので忘れましたが2〜3000円だったと思います

どのメーカでもルーターのベースプレートに何らかのボルト穴があるはずです
これに合わせて鉄板に穴をあけ、6mmの皿ビスを固定します、4mm厚に皿掘りをしたらほとんどネジが
切れなかったので、仕方なく接着剤を併用し、3本の6mmボルトを固定しました
ルーターの固定は蝶ナットで十分でしょう
また今回はルーターの向きを変えられるように逆向きの穴をあけましたが、通常は必要ないでしょう
  
トップは裏にズレ止めの棒を2本止めている以外はナシ、枠組みの上に載せているだけです
枠本体は使い古しの20mm合板、単純にビスで縫って接着・固定
トップの手前を上げてビットの交換や高さの調節を行います、中のコ型つっかえ腕がミソ
  
   
上記のVeritasのフェンスは大変良くできていて、これだけは追加で買っておきたいのですが
まあ、まずはしっかりした角材をクランプで固定すればOK、
微調整ができなきゃ・・・と皆さんあれこれ高いフェンスを工夫されているようですが
クランプを軽く締めておいて、金槌でたたいて合わせるのが最も単純、正確に調整できます
   
  左:各部は写真と図を参考にして下さい、左の図はクリック
で拡大できます

本体のハコはトップの鉄板より周囲ぐるっと40mm小さくして
います、これはどの方向からでもクランプでフェンスを固定
できるようにするためです

下:私のボッシュのスイッチは握らないとONにできないので
中のグリップをゴムテープで巻いて固定、したがって外に
ON/OFFスイッチが必要になります

これはルーターに関してかなり充実しているサイトMLCS
power-switchです、ビットを買った時にこれとフットスイッ
チも買いましたが、こんなものもなかなか日本にないんです
よね〜

トップのインサートプレートは4mmのアクリルが見あたらなか
ったのでとりあえず木の板で・・・
   
さて、なぜこのテーブルを作ったかと言いますと
今回の公開講座で側板にホゾを造る工程があります、これを一発で加工してしまおうと思ったのです
 
フェンスに沿わして裏表通せばホゾ加工の半分はできたようなもの
   
今回使用したのはスパイラルビット、一度使うともうストレートのビットは使えません、かなり高いで
すが、抵抗無く使えると言うことは、正確で何より安全と言うことですから
これもMLCSで購入、3本SET$49.95!、ただしインチ径、もちろん+送料
(頑張って普通航空郵便で送るよう交渉できれば8$かそこら、言うがままでUPS等だと25-30$かかります)
それでも日本製だと12MMシャンク1本2万円くらいするでしょう、ヤッパ考えますよね〜
   
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