(2021年3月末時点の情報です)

 

2000.3 早稲田大学 第一文学部 卒業

2002.3 早稲田大学大学院 文学研究科修士課程 史学(西洋史)専攻 修了

2008.3 早稲田大学大学院 文学研究科博士後期課程 史学(西洋史)専攻 修了

 

2008.9 博士(文学)(早稲田大学)

 

2008.4  早稲田大学文学学術院 助手

2011.4  岡山大学大学院教育学研究科 講師

2015.4  岡山大学大学院教育学研究科 准教授

2021.3  駒澤大学 文学部 へ転出 

 

(学部)

 世界史概論              中等社会科内容論(世界史) 

 世界史演習A             世界史演習B 

 世界史演習C             世界史演習D 

 初等社会科内容研究B       中等歴史教育内容開発(外国史)  

 

(大学院)

 教科内容特論Ⅰ(世界史)     教科内容特論Ⅰ演習(世界史)

 教科内容特論Ⅱ(世界史)     教科内容特論Ⅱ演習(世界史)

 教育研究特論Ⅳ(社会)

 

1.ビスマルク外交の再検討

   1871年以降のビスマルク外交の目指すところが、複雑な同盟協定体制を構築

   することにないのであれば、それは一体何であったのか。そして、それは1871年

   (ドイツ帝国成立)以前に遡って見て取ることができるのか。こうした問題意識か

   ら、いわゆる「鉄血政策」とドイツ統一戦争で論じられがちな1871年以前のビス

   マルク外交を、必要に応じて外交官時代にまで遡りつつ、再検討していく。

2.ヴィルヘルム期ドイツ外交の政策決定過程

   ビスマルク退陣後のドイツでは、ヴィルヘルム2世による「個人統治」あるいは

   「側近政治」が展開されていく中で、「皇帝」「帝国宰相」「外務官僚」のいずれが

   外交政策の決定過程において主要な役割を果たしたのか。それを明らかにす

   るため、まずはカプリヴィ期(1890-94)の対英政策に注目して研究を行ってい

   る。

3.日本における世界史教育の課題と実践

   学校教育において、その重要性は認識されつつも敬遠されてしまいがちな世界

   史を、どのように認識し、そして伝えていくべきなのか。「大学生のための世界

   再入門」「世界史再考」といった授業を手掛かりに、世界史実践のあるべき姿を

   追究していく。


 『ビスマルク』中公新書,272p,2015年

 『欧米政治外交史 1871~2012』ミネルヴァ書房,356p, 2013年(共著)

 『ビスマルクと大英帝国』勁草書房,353p,2010年

 『ヨーロッパ・エリートの支配と政治文化』成文堂,329p,2010年(共著)

 

 ビスマルクとルクセンブルク問題

  史學研究,281, pp.48-68, 2013年

 1876年後半のビスマルクの同盟回避政策

  -リヴァディアからの「難問」、ロンドンからの「誘い」への回答

  立正西洋史,25, pp.20-36, 2008年

 1880年代末の独英関係

  バッテンベルク、アルバート・エドワード、モリアーを中心に

  史観,157, pp.58-75, 2007年

 ビスマルク外交の『アキレス腱』

  -北部シュレースヴィヒ問題と独墺露三国の駆け引き

  教育と研究,25, pp.1-15, 2007年

 ビスマルクとルーマニア・ユダヤ人問題

  ユダヤ・イスラエル研究,21, pp.37-48, 2006年

 1877年初めにおける二正面戦争の危機とビスマルクの英国へのアプローチ

  早稲田大学大学院文学研究科紀要,51(4), pp.57-64, 2006年

 植民地政策開始におけるビスマルクの意図

  -1883-84年におけるビスマルクの反英政策とアングラ・ペケーナ

  西洋史学,208, pp.46-63, 2003年

 1883年末-85年初めにおける独仏の提携とビスマルクの意図

  西洋史論叢,24, pp.37-48, 2002年

 

 所属学会

   日本国際政治学会、日本西洋史学会、日本ユダヤ学会

   現代史研究会、ドイツ現代史研究会、東欧史研究会

   歴史学研究会、中国四国歴史学地理学協会

  

 

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