(2014年3月末時点の情報です)
1986.3 岡山大学 教育学部 卒業
1988.3 岡山大学大学院 教育学研究科 修士課程 修了
1992.3 広島大学大学院 生物圏科学研究科 博士後期課程 修了
1992.3 博士(学術)(広島大学)
1992.4 防衛大学校 理工学部 地球科学科 助手
1994.4.~1995.4. オーストラリア James Cook大学
Sir George Fisher熱帯海洋研究所 客員研究員
1997.4 岡山大学 教育学部 助教授
2009.4 岡山大学大学院 教育学研究科 教授
2014.3 九州大学大学院 地球社会統合科学府 へ転出
(学部)
自然地理学概論 地誌B
自然地理学演習A 自然地理学演習B
自然地理学調査法 地理学基礎実験
地理学野外実習 初等社会科内容開発A
中等地理教育内容開発
(大学院)
教科内容特論Ⅰ(自然地理学) 教科内容特論Ⅰ演習(自然地理学)
教科内容特論Ⅱ(自然地理学) 教科内容特論Ⅱ演習(自然地理学)
教育研究特論Ⅳ(社会)
1.サンゴ礁の地形形成
熱帯・亜熱帯域の海岸に広く分布する完新世サンゴ礁の構造と地形形
成過程を明らかにし,完新世の海水準変動など環境変化との呼応を考
察する。試料の採取には独自に開発した水陸両用油圧式ボーリング機
や,サンゴ礁を開削した港湾の水路に潜水し壁面から直接サンゴ礁構
造を観察する調査法を用いている。研究対象地は琉球列島・ミクロネシ
ア・モルディブ諸島・オーストラリアのグレートバリアリーフなどである。
2.熱帯・亜熱帯域の環境復元と沿岸の環境管理
サンゴ骨格などに刻まれた年輪を基にした熱帯浅海域での過去の気候
復元に関する研究,サンゴ骨格中の重金属元素からサンゴ礁海域での
人為的環境汚染に関する研究,サンゴ礁地域における土壌流出・赤土汚
染・生物侵食などに関する研究も行っている。
3.サンゴ礁地域の防災
2004年スマトラ沖地震にともなうインド洋大津波の被災調査をモルディブ
共和国で行った。今後は,熱帯島嶼域を舞台として,地球温暖化による海
面上昇によって引き起こされる海岸侵食,津波災害,開発に伴う地盤の変
形などの自然科学―社会科学にまたがる問題群について,総合的視点か
ら研究を進めたい。
『温暖化と自然災害-世界の六つの現場から』古今書院, 155p., 2009年(共著)
『日本の地形1 総説』 東京大学出版会, 349p., 2001年(共著)
Identification of 1771 Meiwa Tsunami deposits using a combination of
radiocarbon dating and oxygen isotope microprofiling of emerged massive
Porites boulders.
Quaternary Geochronology, 3, 226-234. 2008年 (共著)
The 2004 Indian Ocean Tsunami in the Maldives: scale of the disaster and
topographic effects on atoll reefs and islands.
Atoll Research Bulletin, No.554, p.1-65. 2007年 (共著)
Coral records of 1990s in the northwest Pacific: El Niño, coral bleaching, and
global warming. In: Kawahata, H. (ed.) Global Climate Change and Response of
Carbon Cycle in the Equatorial Pacific and Indian Oceans and adjacent
landmasses.
Elsevier Oceanography Series, 73, 217-244. 2006年 (共著)
Coral Skeletal Tin and Copper Concentration at Pohnpei, Micronesia: Possible
Index for Marine Pollution by Toxic Anti-biofouling Paints.
Environmental Pollution, Vol.129, p.399-407. 2004年 (共著)
Toward an integrated management plan of the Djoudi Park water resources:
Senegal River mouth.
Environmental Management, Vol.31, p.14-28. 2003年 (共著)
サンゴ礁の形成過程と沿岸の環境変化
―海面上昇と完新世高エネルギーウィンドウの再来―.
日本海水学会誌, Vol. 56, p.123-127. 2002年 (単著)
The evolution of a Holocene fringing reef and island: reefal environmental
sequence and sea level change in Tonaki Island, the central Ryukyus.
Atoll Research Bulletin, No.443, p.1-20. 1997年 (共著)
Formation of a coral reef-front spur.
Coral Reefs, Vol.16, p.3-4. 1997年 (共著)
Narrow reef flat formation in a high-latitude fringing reef.
Coral Reefs, Vol.14, p.123-130. 1995年 (共著)
所属学会
日本地理学会,日本第四紀学会,日本地形学連合,地域地理科学学会,
地理科学学会,東京地学協会,日本地質学会,日本サンゴ礁学会,土木学会
国際サンゴ礁学会,太平洋国際海洋科学技術学会,日本地球惑星科学連合
受賞
瀬戸内地理学会賞(瀬戸内地理学会,現 地域地理科学学会)1995年
役職
日本サンゴ礁学会評議員 (1997~2005, 2007~現在)
地域地理科学会幹事 (1997~現在)
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