岡山市西大寺出身。
本名虫明眞砂子。
愛知県立芸術大学音楽学部声楽科卒業。
同大学院修了。
1986年~1987年イタリア国立ヴェルディ音楽院に留学。
2003年~2004年文部科学省在外研究員として米国インディアナ州立大学音楽学部で研修。矢部禮子、小島琢磨、東敦子、R.リッチ、L.グアリ-ニの諸氏に師事。
第11回山陽学生音楽コンクール高等学校声楽部門第1位。桑原賞(愛知県知事賞)を受賞。1985年大学院在学中に第21回日伊声楽コンコルソ第1位受賞(日伊音楽協会、読売新聞社主催)。あわせて、外務大臣賞、文部大臣賞、読売新聞社賞等を受賞。日本演奏連盟推薦新人オーディションに合格。日本演奏連盟賞受賞。第2回国際コンクールイン下関にて第1位グランプリ受賞(毎日新聞社、国際音楽交流協会主催)。あわせて、外務大臣賞を受賞。NHK洋楽オ-ディションに合格。NHKFMリサイタルに出演。2001年にはこれまでの活動を評価され、第43回岡山県文化奨励賞を受賞した。2020年3月には、博士(教育学)を広島大学より取得。
オペラでは、中国二期会「あまんじゃくとうりこひめ」のうりこひめ役で初主演。その後、津山国際音楽祭オペラ「魔笛」のパミ-ナ、岡山シンフォニ-ホ-ル開館記念オペラ「ワカヒメ」のワカヒメ(初演・再演)、倉敷音楽祭オペラ「ラ・ボエ-ム」のミミ、同「夕鶴」のつう等を演ずる。オペラ「ワカヒメ」初演にあたっては、ワカヒメに大抜擢され、作曲家三木稔氏より、「ワカヒメの曲は高橋さんのイメージで書いたほど」と絶賛された。また、オペラ「ラ・ボエーム」では、『ミミ(高橋昌子)の歌う「さよなら・あなたの愛を呼ぶ声に」の惜別の情は涙を誘うほどの感動があった』と音楽雑誌「音楽の友」で高い評価を受けた。
1991年サンノゼ教区聖ヨハネ大聖堂にて、モーツァルトレクイエムのソプラノソロ(市民合唱団鷲羽に同行)、2000年ブルガリアで開催された第31回ソフィア国際音楽祭にて、フォーレレクイエムのソプラノソロを務めた。2004年3月には、インディアナ大学フォードホールにて、また2005年3月、2018年5月には、岡山大学創立五十周年記念館にて、2010年3月にはルネスホールにてソロリサイタルを開催した。2012年には、ファウエムを飾ったヴィルトゥオーサたち(大阪いずみホール)、2019年には、ファウエムニューイヤーコンサート(兵庫県立芸術文化センター・神戸女学院ホール)に出演。その他、「第九」のソリストや全国二期会サミットコンサート出演など幅広く活動している。また、女声合唱団「イウス・フェミーネ」の指導・指揮も行っている。
演奏活動のほか、近年では、北欧や米国、日本の学校機関や一般合唱団の視察を行い、合唱指導法の研究も行っている。
現在、岡山大学大学院教育学研究科教授、中国二期会、日本声楽発声学会、日伊音楽協会、日本音響学会、
日本音楽教育学会、日本音楽表現学会、岡山県音楽教育学会、神戸波の会各会員。
いずみホール(大阪) |
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