私は小学校教員を目指しています。2年生の現在、必修の授業の他にも、専修専門である国語学・国文学・国語教育学に関する授業など専門性が高い授業も増え、充実した日々を送っています。私が特に興味を持っているのは国語学の分野で、普段何気なく使っている言葉を改めて見直し、その歴史的変化や地域ごとの差、特徴などを探求することがとても面白いです。
さらに、2年生では、夏から秋にかけて、介護等体験や、特別支援学校での実習があります。実習では普段はできない体験をすることができ、様々な教育のあり方を学ぶにつれて、自分の持つ教育観を更に向上させていくことができます。また、ともに体験や実習をする仲間と親睦を深めるとともに協力することの大切さを実感しました。私にとって、介護等体験や特別支援学校での実習は将来に生かすことのできるとても貴重な経験でした。
実家から電車で通学をしているため、朝は早いときが多いのですが、講義を終えた後は下宿生と同じように、サークル活動やアルバイトにも勤しんでいます。サークル活動では、市内の小学校や子ども会へボランティアに行って子どもたちと触れ合ったり、市で行われている子どもたちのための行事に参加したりしています。子どもと一緒に過ごす時間はとても有意義で幸せな時間です。
3年生になると、長期間の教育実習がありますが、2年生の1年間は、そのために知識を蓄える準備期間だと思います。たくさん学び、経験し、そしてたまには思いきり遊ぶ、メリハリのある大学生活を送りたいと思います。そして、国語教育講座には切磋琢磨していける仲間がたくさんいます。そんな素敵な国語教育講座の先輩たちと、ぜひ一緒に過ごしていきましょう。新入生となった皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
(小学校コース・2年生)
教採での私の希望校種は、小学校です。
3年生になると、必修科目が少なくなります。1、2年生の時と比べて、時間的な余裕がでてくるので、副免取得のための講義をとったり、興味のある講義を選んでとったりします。私は、小学校の免許に加えて、中学校国語と幼稚園の免許も取得しようと考えているので、そのための講義をとっています。「教育実習Ⅱ」の講義では、実習に向けて、指導案の書き方などの基礎知識を学びます。また、空き時間には、教採の勉強をしたり、図書館でゼミの調べものをしたりしています。
ゼミは、3年生から始まります。自分が興味のある分野のゼミに入ります。私の所属しているゼミは、週1回行われています。主な活動は、国語教育において興味のあることについて調べ、報告資料を作成し、発表することです。発表後には、先生や先輩から、質問を受けたりアドバイスをもらったりします。そうやっていろいろと調べていくなかで、卒業論文でとりあげる内容を決めていきます。自分で調べることはもちろん勉強になりますが、先輩や同回生の発表を聞くことで、新たな知識を得ることができ、とても勉強になります。また、ゼミの先輩は実習や教採についてのアドバイスをくれるので、とても参考になります。
私の場合、毎週水曜日は講義がないので、地元の小学校で学校支援ボランティアを行っています。朝から児童が下校するまで、1つのクラスに入り、1日を通して活動の支援をしています。主に、宿題の丸つけをしたり、学習の支援をしたり、休み時間に一緒に遊んだりしています。実際に小学校の現場を体験することで、授業のやり方、生活指導の仕方、児童とのかかわり方など座学では学べない実践的なことが学べます。教育実習に行く前に、小学校の現場を見ておくことで、実習への心構えができたので、本当によかったと思います。
教育実習は、秋に1か月間行います。岡山大学附属小学校に行って、配当クラスに入り、授業をしたり、生活指導をしたりします。授業については、1人3~4回やります。毎日観察させてもらう先生方の授業を参考にし、指導案を書いたり模擬授業をしたりして授業の準備をします。生活指導については、毎日行います。最初は先生の指導を観察し、後々実習生だけで行うようになります。生活指導は、児童を並ばせたり、けんかの解決をしたりなど多岐にわたります。先生方は実習生を熱心に指導してくださるので、本当に心強かったです。子どもたちは本当にかわいいですよ。かかわっていくうちに、うまくコミュニケーションがとれるようになります。子どもに教えるだけでなく、子どもから教わることも多いです。
実習を終えるころには、それぞれ自分の成長を実感することができます。私は、以前より小学校の教員になりたいという思いがいっそう強くなりましたし、今までぼんやりしていた目標がはっきりし、自信をもてるようになりました。大変なこともありますが、努力した分だけ、充実した1か月になりますよ。
(小学校コース・3年生)
私は、中学校の先生を希望しています。
4年生になると、順調に単位を取っていれば講義はほとんどありません。講義もなく丸一日空いている日は、午前と午後に3時間ずつ程度自主的に勉強しています。前期は、教員採用試験の対策に当てていました。問題集に取り組むなどの座学も大切ですが、インターンシップとして公立の中学校に学習支援に行ったり、教職相談室(教員採用試験の対策など教師になるための指導をしてくださるところ)で面接や討論の練習をしたりするのも大変勉強になりました。後期は、卒業論文の作成が中心になっています。そのほかには、日本語検定の勉強や学校へのボランティアなどで知識や経験を増やすように心がけています。夕方からは、家庭教師のアルバイトをしたり、部活動の競技ダンスの練習をしたりしています。
卒論では、『徒然草』の研究に取り組んでいます。教科書に取り上げられている章段だけではなく、作品全体を見通すことの面白さや大切さを感じています。
副免許として特別支援学校教諭の免許取得にも取り組んでいます。もともと興味はありましたが、大学の講義やインターンシップなどを通して通常学級でも特別支援教育の視点が欠かせないものだとわかったため、ますます勉強に取り組む気持ちが強まりました。
高校生の時にしかできないことがたくさんあります。勉強、部活動、遊びなど全部を目一杯楽しんでください。欲張るくらいがちょうどいいです。
(中学校コース・4年生)