インタビュー

フクロウ2

岡山大学教育科学専攻に入られた理由(きっかけ)は何ですか?

岡山大学教育科学専攻で勉強しようと思った理由は2つあります。1つ目は地域に住んでいる外国人技能実習生に対して市民を育てるための日本語教育について研究したいからです。2つ目は教育を通してベトナムと日本の架け橋となるような仕事をする夢を抱いているからです。それらを実現するために、教育の専門知識だけではなく、グローカルな視点と実践力を持たなければならないと思います。岡山大学教育科学専攻はアクティブラーニングやプロジェクト基盤学習という特色があります。これに参加することによって地域社会から国際社会までの課題を解決できる実践力や社会貢献という態度を育成される機会をいただくし、自分の研究にも役立てるのではないかと思います。

BICH Tran()

BICH Tran

フクロウ2

教育科学専攻での日々はいかがでしたか?

教育科学専攻での日々は常に新たなことをチャレンジできて、楽しみでいっぱいでした。私の研究は言語教育に関するものですが、実際に岡山大学大学院教育学研究科で幅広い分野の講義を受けることができたし、異なるバックグラウンドを持つ院生と一緒に勉強できたため、多様な視点から自分の研究が捉えなおせました。特に、1年生の時、PBL(プロジェクト基盤学習)において、異なる専門分野の院生とチームとなって、歴史オンライン教材作成のプロジェクトを実施するときに、自分の専門分野ではないため知らないことがたくさん多くて困難もありましたが、チームでみんなに助けてもらって新たな学びもたくさんありました。また、研究とPBLで悩みなどを抱く場合、指導教員とほかの先生に快く相談に乗っていただいたり、親切なアドバイスをいただいたりすることが本当にありがたかったです。

BICH Tran

フクロウ2

教育科学専攻での学びは、今のお仕事に役立っていますか?

私は現在岡山大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程国際教育講座に進学しておりまます。修士研究で明らかにした「技能実習生と地域とのつながり構築における日本語学習の意義」を生かして、博士研究では、技能実習生のための地域日本語教育プログラムを開発しようと考えています。また、進学に加えて外国人技能実習生に対する日本語学習・文化交流活動支援も行っております。活動するうえで、やはり教育科学専攻で身に着けた学際的でグローカルな視点と実践力が自分の強みになると感じました。例えば、地域日本人と外国人技能実習生の相互学習プログラムを考えるには、PBLで自分が経験したことが役に立ち、多様な題材選択もできました。

BICH Tran

フクロウ2

教育科学専攻への進学を考えている方へ、一言、お願いします。

教育科学専攻への進学は私の教育に対する興味・関心を一層高めたし、視野が狭かった自分を成長させました。留学生にとって大学院修士課程でこのような学びと先生方の温かいサポートが得られたのが非常に貴重な機会だと思います。だから、教育のことをもっと勉強したい、研究したい皆さんに岡山大学大学院教育科学専攻への進学を強くお勧めします。

BICH Tran