カリキュラム

概要

修士課程(教育科学専攻)は,学校教育以外でも教育が広く人と社会を支えていることを重視し,教育の新しい価値を提供し,世の中を支える教育科学の可能性を追求することを目指し、2つの学位プログラムで構成されています。「教育学学位プログラム」は,修士論文の研究とプロジェクト基盤学修(Project Based Learning: PBL)を二つの柱として学修が構成されています。「教育データサイエンス学位プログラム」は,人間,社会,文化に関わる教育データサイエンスを学修しながら,修士論文研究へと向かうよう構成されています。

教育学学位プログラム教育課程の基本的目標

教育学研究科修士課程「教育学学位プログラム」では、学校・家庭・地域・職場等、人間が生活するあらゆる場における教育を対象とした諸科学を探究します。教育ならびに関連諸領域への深い理解を通して、学校リーダー及び国際社会や地域社会に貢献できる高度な教育実践力を涵養するとともに、学生同士や教職員及び学校・地域との連携・協働による対話や議論を通じて、柔軟な発想力と創造力を備えた実践者としての醸成ができるよう支援し、指導的役割を果たす能力と人格を備えた創造的実践人の養成を目的とした教育を行います。 

教育学学位プログラムのカリキュラム構造 2年間の学修・研究の流れ

授業は、研究科共通科目(教育哲学・変遷等の教育の基盤および教育科学プロジェクトをチームで遂行するために必要な考え方や技術を学びます)、大学院共通科目(リーダーシップとSDGs、プロジェクト・マネージメント演習、課題研究)、プログラム専門科目課題解決型科目(教育科学プロジェクト研究概論、PBL関連科目、教育科学研究の方法、教育実地展開概論など)、プログラム専門科目講義・演習科目(教育科学関連科目)、から構成されています。

2年間の学修では、教育科学PBLと修士論文研究が二本柱になっています。PBLは専門の異なる大学院生が協働でアクティブに取り組んでおり、1年次末に報告会が設定されています。修士論文研究は各自の専門性を深く探究し、正副指導教員を中心に、多様な教員の指導を受けながら2年間で行い、2年次末に審査と発表会が設定されています。

教育データサイエンス学位プログラム教育課程の基本的目標

教育学研究科修士課程「教育データサイエンス学位プログラム」では、学校・家庭・地域・職場等、人間が生活するあらゆる場における教育を対象とした諸科学を探究します。教育とデータサイエンス、ならびに関連諸領域に関する深い専門的な知識をもとに、ICT・データサイエンス活用スキルを組み合わせた高度な課題解決能力を涵養し、あわせて、社会に存在する諸課題を主体的に捉え、その解決に向けてビッグデータを的確に解析・活用して有益な知見を導き出すことのできる転移可能な応用力を身につけることにより、デジタル技術の活用により様々な変革が想定されるこれからの時代を牽引する次世代エキスパート養成を目的とした教育を行います。

教育データサイエンス学位プログラムのカリキュラム構造 2年間の学修・研究の流れ

授業は、研究科共通科目(教育哲学・変遷等の教育の基盤および教育科学プロジェクトをチームで遂行するために必要な考え方や技術を学びます)、大学院共通科目(リーダーシップとSDGs、プロジェクト・マネージメント演習、課題研究)、プログラム専門科目教育データサイエンス科目、プログラム専門科目教育専門科目(教育科学関連科目)で構成されています。

2年間の学修では、教育データサイエンスでの学修と修士論文研究が二本柱になっています。教育データサイエンスでの学修では、専門の異なる他研究科や企業などと協働でアクティブに取り組みます。修士論文研究は各自の専門性を深く探究し、正副指導教員を中心に、多様な教員の指導を受けながら2年間で行い、2年次末に審査と発表会が設定されています。

修士課程 教育科学専攻 教員教育研究分野一覧

(2024年5月現在)

職名氏名専門分野








教授 青木 多寿子☆発達心理学・教育心理学
教授 梶井 一暁教育学(教育史)
教授寺澤 孝文認知心理・ビッグデータ
教授三宅 幹子発達心理学
准教授尾島 卓教育学(教育方法学)
准教授平田 仁胤教育学(教育哲学)
准教授岡崎 善弘発達心理学
准教授安永 和央教育心理学





教授 伊藤 武彦学校保健(学校保健医科学)
教授 大竹 喜久特別支援教育(教育)
教授 大守 伊織特別支援教育(生理)
教授 片山 美香臨床発達心理学
教授 上村 弘子学校保健(養護実践学)
教授 佐藤 曉☆☆特別支援教育(心理)
教授 西山 修保育内容の研究
教授 吉利 宗久特別支援教育(教育)
准教授 横松 友義幼児教育
准教授 馬場 訓子保育内容の研究
講師 津島 愛子学校保健(学校保健医科学)
講師 山内 愛学校保健(養護実践学)
講師大平 修也幼児教育・造形表現








教授 浮田 真弓国語科教育
教授 木村 功国文学
教授 桑原 敏典学校と社会・市民性教育
教授 松多 信尚自然地理学
教授 村井 良介日本史
教授土屋 聡漢文学
教授阿部 真理子外国語教育・コーパス言語学
准教授 大熊 正哲経済学
准教授 岡田 和也英米文学
准教授 小山 尚史英語科教育
准教授 高田 宏史政治学(政治哲学)
准教授又吉 里美国語学
准教授 宮﨑 宏志倫理学
助教矢口 啓朗ロシア外交史・ヨーロッパ国際関係史





教授安藤 元紀生命科学・環境科学
教授石川 彰彦有機化学・環境化学
教授伊藤 恵司物理学・科学教育
教授稲田 佳彦物理学・科学教育
教授中村 登解析学
教授中川 征樹幾何学
准教授仲田 研登代数学
准教授宮内 通孝代数学
准教授原田 太郎生物学・園芸学
助教佐野 亘地質学・沿岸環境学





教授赤木 里香子美術科教育
教授清田 哲男美術科教育・デザイン教育
教授長岡 功器楽(ピアノ)
教授山本 和史工芸
教授早川 倫子音楽教育学
准教授諸田 大輔器楽(管楽器・フルート)
講師髙須 裕美音楽教育学(声楽)
助教松浦 藍美術科教育・絵画教育










教授足立 稔保健体育科教育
教授李 璟媛家族関係学・家庭経営学
教授入江 隆電気・技術教育
教授篠原 陽子被服学
教授酒向 治子舞踊芸術学・身体教育学
教授笠井 俊信教育情報工学
准教授原 祐一スポーツ社会学・体育科教育
准教授野毛 宏文機械・技術教育
准教授久成 三有紀食物学
講師高橋 徹体育・スポーツ哲学
☆は2026年3月末,☆☆は2025年3月末の退職予定教員を示しています。
なお,2025年度から発達支援学系の教授 大竹喜久,教授 大守伊織,教授 吉利宗久の所属は教職実践専攻に変わります。

※各教員の専門分野の詳細は岡山大学Webサイト (https://edu.okayama-u.ac.jp/graduate_school/staff/) で確認できます。