中学校の技術・家庭科の新しい学習指導要領では、高齢者について以前よりも詳しく学習することが示されていますが、指導を模索していく中で中学生にとっての高齢期の学びの難しさを感じることが度々ありました。大切な学びのカテゴリーであるにもかかわらず自分のこととしてとらえにくい側面が多々あり、何かいい方法はないかと考えていました。また自分にとって大切な家族が高齢期に入った姿を目の当たりにし、生徒にとって自分に来るべき高齢期の家族や高齢期を迎えた自分の暮らしをライフプランの中で意識しておくための学習方法を研究したいと考えています。