インタビュー

フクロウ2

岡山大学教育科学専攻に入られた理由(きっかけ)は何ですか?

岡山大学教育科学専攻に入学する前、私は中国の幼稚園で教師として働く経験を積みました。その時に、病気を抱える子供たちと深いつながりを築き、教育がすべての子供の発達にとって極めて重要であること、特に特別なニーズのある子供たちにとってはさらに重要であることを深く理解しました。この経験から、病気のある子供たちのためにより良い教育的支援を求め、彼らの助けになる研究を行いたい気持ちが湧きました。岡山大学は教育学の分野で豊富な研究リソースを有しており、特に特別支援教育の専門分野では価値ある研究機会が提供されています。ここは私にとって理想的な学術の場であり、特別支援教育の最新の理論と実践を深く掘り下げる機会を提供してくれます。この専攻を通じて、自分の専門力を向上させるだけでなく、特別支援教育の現状を改善するために一助となることを願っていました。岡山大学教育科学専攻の学術的な雰囲気や研究の進展を考えると、ここが私の研究目標を達成する理想的な場所であると思いました。

陳依文(CHEN Yiwe)

フクロウ2

教育科学専攻での日々はいかがでしたか?

教育科学専攻での日々は非常に充実していました。特に指導教授のゼミに参加することで、学術的な成長や新しいアイディアの獲得に貢献しました。中国の幼稚園での教師経験から得た感情的な洞察を、学問的な視点で深め、特別支援教育における課題への理解をより広げることができました。ゼミでは、指導教授や同じ専攻の仲間たちとの密なコミュニケーションを通じて、教育の最前線での問題や新しいアプローチについて積極的に議論しました。これにより、異なる視点からの意見を収集し、自らの研究やアイディアをさらに洗練させる機会となりました。また、研究科の発表会や学会発表への参加も積極的に行い、実践的なスキルの向上と同時に、専門的な知識を深めることができました。これらの経験が、将来的な教育分野での貢献に向けて、確かな基盤を築く一助となりました。

フクロウ2

教育科学専攻での学びは、今のお仕事(学業)に役立っていますか?

現在私は博士課程に在籍しており、将来は大学の教員として働くことを目指しています。修士課程での経験は、研究能力を確立する上で重要な基盤を築いてくれました。特に、論文の書き方についての理解が深まりました。発表会への参加や論文の執筆を通じて、体系的な思考や独立した研究能力を養うことができました。文献の効果的な収集と分析、課題の抽出、明確な研究問題の提示、論文構造の構築、そして研究結果を明確かつ正確な言葉で表現する方法を学びました。これらのスキルは、大学での研究と教育活動において重要であると思います。したがって、教育学研究科での経験は、博士課程および将来の大学教育において、論文への理解、執筆、そして研究能力の育成に対する価値ある経験と基盤となっています。

フクロウ2

教育科学専攻への進学を考えている方へ、一言、お願いします。

教育科学専攻へ進学を検討している皆さんへ、この専攻は実用的な教育課題に対処し、学びの質を向上させる手段を提供しています。自分の教育への熱意を活かし、未来の教育分野でのキャリアに向けてスキルを磨いていくことができると思います。ぜひ、実践的で意味のある学びを追求してください。