岡山大学大学院に入られる前は何をされていましたか?
岡山大学教育学部を卒業後、大阪市の小学校で教員として6年間、勤務しました。その後、JICAの青年海外協力隊で小学校教員としてネパールの学校で2年間活動し、2018年1月に帰国しました。
山下 さくら(ヤマシタ サクラ)
どうして岡山大学教育科学専攻を選ばれたのですか?
青年海外協力隊として、ネパールの教員を対象に「防災教育」に取り組んできましたが、現地で根付かせていく難しさを実感しました。現地に即したプロジェクトの進め方を勉強したいと思った時に「プロジェクトベース」の研究科ができたと聞き、勉強してみたいと思いました。学部時代、理科教育で指導いただいた喜多先生に相談したところ、JICAから、国際教育協力に豊富な経験のある先生が着任されるとの話を伺い、決めました。
PBLを受講してどうですか?
PBLの授業では、Nepal Bosai Teamを7名で結成し、ネパールの村の小学校で防災を取り入れた授業実践を行い、子どもが防災に関する知識を保護者に伝えることができるかについての調査を行いました。予想していた通りの結果もあれば、そうでないものもあり、回答から考え、気づくことも多く、調査の醍醐味を感じました。専門性の異なる学生が集まると様々な考え方や捉え方があり、多くの学びがありました。
どのような研究をしていますか?
最近、公表されたネパールの新カリキュラムでは、災害、防災に関する取扱いが大きくなってきています。修士論文では、PBLの調査で得られた知見や教訓を活かし、ネパールの文脈を考慮した防災教育の授業開発の研究について取り組みたいと思っています。
岡山大学修了後、将来のキャリアは?
日本と海外での教員経験を活かし、日本や海外の教育に関わる仕事に携わりたいと考えています。
最後に、一言、お願いします。
多様な教員、学生がいて、日々の授業、研究、とても刺激的です。教育に関心があり、多様なバックグラウンドの方、お待ちしています!!ナマステ!!