岡山大学大学院に入られる前は何をされていましたか?
中国深圳出身で、法学部を卒業後、裁判所で知的財産管理に関する仕事を半年間して、そのあと2年間芸術系の学校で事務をしていました。母が教育関係の仕事をしていて教育に興味がありました。
羊 忻怡(ヨウ シンイ)
どうして岡山大学教育科学専攻を選ばれたのですか?
岡山大学の寺澤先生がDSソフトを使ったゲームで児童・生徒の学習意欲の向上の取り組みやマイクロステップの理論について知り,岡山大学の教育科学専攻で学んでみたいと思ってきました。
PBLを受講してどうですか?
PBLで今学んでいることは自分の研究ととても重なっていて、考え方、方法、図式での表現が、自分のやりたい学習意欲の向上に使えそうだと思っています。私が大学で学んだ法律の世界とも重なり、とても楽しんでいます。
どのような研究をしていますか?
PBLで「ストレスマネジメント」をテーマとして、高校で授業を実施し、そこで「勉強が大変」「勉強で寝る時間が少ない・寝不足」など、高校生のストレス原因を知って、自分の心を保つ方法を学生さんたちに教えました。この結果をふまえて、修士論文はゲーム要素を入れたマイクロステップのe-learningを高校で導入する予定です。高校生が毎日短い時間で、ゲーム要素を体験すると同時に勉強し、フィードバックを受け、成功体験を味わい、より効果的に勉強でき、同時にストレス解消にもなるのではないかと考えています。
岡山大学修了後、将来のキャリアは?
将来は中国に帰って、学習ゲームや学習ソフトを開発する会社に就職したいと思います。自分がこの二年間勉強したことを活用し、社会に繋がりたいと思います。
最後に、一言、お願いします。
たくさんの院生がいて、いろいろな研究をしているので、互いに自己紹介をして、一人一人の院生の研究を知り、協力してプロジェクトに取り組んでください。