第49回 日本原生生物学会 岡山大会のホームページです。

大会長ごあいさつ

　皆様におかれましては、ますますご健勝、ご活躍のこととお慶び申し上げます。この度、第49回日本原生生物学会大会を主催させていただきますことを大変光栄に存じます。今回は2016年10月8日（土）～10日（月）の3日間にわたり岡山大学津島キャンパスにて開催する運びとなりました。
　本学会大会は、我が国の原生生物を対象とする研究者が一堂に会し、参加者全員が一つの会場で、すべての発表演題について徹底的に討論を行う、という近頃の学会にはないユニークな特徴を持っています。また、本学会においては、原生生物の多様性のごとくあらゆる専門分野の研究者が基礎および応用研究を進めており、原生生物学の新たなフロンティアを目指した発表・討論を行う場として裾野の広い学会活動がなされています。一方で、原生生物学を取り巻く環境は決して安穏としてはいられない状況でもあります。原生生物学を専門分野とする研究室の減少、それに伴う若手研究者の育成の難しさ、加えて、理科（生命領域）における原生生物の取り扱いの減少、原生生物に対する子どもたちの無関心、といった様々な問題に直面しています。原生生物学研究をより一層発展させるとともに、科学技術立国として我が国の次の世代を担う子どもたちに対して、学校教育を通じて原生生物への興味関心を高めてもらうこと、原生生物そのものの重要性や理解を着実に進めていくことが、本学会に強く求められています。身近で多様な生き物である原生生物は、本来、理科教育（生物分野）の重要な内容の一つであり、日本原生生物学会として、今、行動を起こす時であると考えました。そこで、本大会では一般講演に加えて「原生生物学の進展と理科教育への可能性」と題したシンポジウムを企画し、原生生物学と理科教育学の第一線でご活躍の方々をシンポジストとしてお招きすることとしました。原生生物学の最先端の研究動向と理科教育の接点を見出し、本学会が学校教育に対して何ができるのか、さらには一般社会への啓蒙を含めた裾野の広い活動をいかに持続的に進めていくことができるのか、について学会員の皆様とともに議論を深めたいと考えております。是非とも活発な議論をお願い申し上げます。本シンポジウムが原生生物学の持続的な発展と未来の原生生物学研究者育成への取り組みの一助となれば幸甚です。
　大会初日（8日）には、本学会若手の会が中心となり「原生生物フェスティバル」（一般公開）の開催を予定しております。生きた原生生物の観察会とスマホ顕微鏡ワークショップによる体験型のイベントが企画されており、児童・生徒のみなさん、一般の方を含めてどなたでもご参加いただけます。また、本大会は岡山県教育委員会および岡山市教育委員会のご後援をいただいておりますので、多くの現職教員の皆様のご参加もお待ちしております。
　ご参加の皆様方が満足いただけるよう、実行委員会および主催研究室一同心を込めて大会運営に打ち込む所存でございます。本大会が皆様方にとって実りあるものとなるよう祈念いたしております。

第49回 日本原生生物学会 岡山大会
大会長　安藤 元紀
岡山大学大学院教育学研究科 細胞生理学研究室

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会期・開催場所

会期：2016年10月8日（土）～10月10日（月）

開催場所：岡山大学 津島キャンパス 一般教育棟A棟

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後　援

岡山県教育委員会

岡山市教育委員会

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協　力

（公社）おかやま観光コンベンション協会

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岡山大会実行委員会

　岡山県近隣のエキスパートの皆様にお集まりいただきました。大会長一人では何も出来ません。ご多忙中の折，本大会のために馳せ参じていただきました実行委員の皆様にあらためてお礼申し上げます。また，縁の下の力持ちの研究室の学生さんたちの献身的な働きに頭が下がる思いでおります。参加してよかったな！と思っていただけるような学会を目指して準備を進めて参ります。　

大会実行委員

洲崎 敏伸（神戸大学）

園部 誠司（兵庫県立大学）

石田 秀樹（島根大学）　

末友 靖隆（岩国市ミクロ生物館）

池田 理佐（岡山大学）

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謝　辞

本ホームページ内で使用している一部の原生生物の画像については、原生生物情報サーバの画像を加工して使用させていただきました。ご了承いただきました管理者の月井雄二先生にはこの場を借りてお礼申し上げます。

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