1996(平成8)年4月、国立学校設置法施行令等関係法令の施行により、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(入学定員24人)が、設置されました。
連合学校教育学研究科(博士課程)は、兵庫教育大学を基幹大学とし、上越教育大学、岐阜大学、滋賀大学、岡山大学及び鳴門教育大学の6大学が連合して構成している後期3年のみの博士課程であり、実践に根ざした学校教育学を独自の学問分野として確立し、今日の教育課題の解決と学校教育の質的改善・改革に貢献することを目的としています。
本研究科は、学校教育実践について高度・専門的な研究を行い、学校教育実践学及び教科教育実践学の分野において、自立して研究・実践できる研究者及び専門職教育者を志向する人材を求めています。
幼児教育分野は、設置当初は、学校教育実践学専攻学校教育臨床連合講座の教育研究分野の中にありましたが、2009(平成21)年4月、先端課題実践開発専攻が設置され、現在は、先端課題実践開発連合講座(定員6名)の教育研究分野中にあります。博士(学校教育学)の取得を目指します。
問い合わせ先
兵庫教育大学 連合大学院事務室 〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1
E-Mail:office-rendai-r●hyogo-u.ac.jp ※●を@に置換
http://www.office.hyogo-u.ac.jp/jgs/admission/
学位取得年度、題目、及び所属等は次のとおりです。
【1】平松清志(ひらまつ・きよし)『箱庭療法の面接過程に関する臨床的基礎研究』,1998年度,現在、ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科・教授
【2】福井晴子(ふくい・はるこ)『家庭における就学前造形教育への支援と効果に関する研究―親子の折り紙遊びによる実践を通して―』,2004年度,元岡山短期大学幼児教育学科・教授
【3】小田久美子(おだ・くみこ)『幼児期の塗り絵遊びを応用した輪郭画用紙における絵画表現の発達的変容』,2005年度,現在、ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科・准教授
【4】西山修(にしやま・おさむ)『保育内容「人間関係」に係わる保育者の効力感と自我同一性の形成に関する研究』,2006年度,現在、岡山大学学術研究院教育学域・教授
【5】足立正(あだち・ただし)『幼児期における蹴動作の発現と発達に関する研究』,2006年度,元兵庫教育大学大学院学校教育研究科幼年教育コース・教授
【6】高橋多美子(たかはし・たみこ)『幼少期における自然との関わりを豊かにする環境構成と保育実践』,2008年度,現在、岡山県立大学保健福祉学部・教授
【7】中川智之(なかがわ・ともゆき)『幼児期の集団生活における規範意識の芽生えと公民的資質の基盤形成』,2011年度,現在、川崎医療福祉大学医療福祉学部子ども医療福祉学科・教授
【8】伊藤智里(いとう・ちさと)『一幼児の積み木遊びに見られる立体表現力の発達に関する縦断的事例研究』,2012年度,現在、中国学園大学子ども学部子ども学科・講師
【9】岡山万里(おかやま・まり)『美術館における幼児期の鑑賞体験とその援助』,2013年度,現在、筑紫女学園大学人間科学部初等教育・保育専攻・准教授
【10】新山順子(にいやま・じゅんこ)『保育者養成における人との関わりから展開する即興的な身体表現の実践』,2014年度,現在、岡山県立大学保健福祉学部子ども学科・准教授
【11】富田昌平(とみた・しょうへい)『幼児期における空想世界に対する認識の発達』,2014年度,現在、三重大学教育学部幼児教育講座・教授
【12】林牧子(はやし・まきこ)『造形的イメージワークによる保育者の専門性としての自他の発見と受容』,2017年度,現在、愛知教育大学教育学部幼児教育講座・教授
【13】馬場訓子(ばば・のりこ)『幼稚園教育におけるティーム保育の実践と教師の専門職性』,2018年度,現在、岡山大学学術研究院教育学域・講師
【14】大森弘子(おおもり・ひろこ)『子育て支援を促進する保育者の専門性と力量形成』,2018年度,現在、京都文教大学こども教育学部こども教育学科・准教授
【15】岡村幸代(おかむら・さちよ)『子育て意識の変容過程に基づく母親支援の実践開発』,2019年度,現在、社会福祉法人橘福祉会 橘今保育園・園長
【16】髙橋慧(たかはし・けい)『保育実践における造形と音楽を結び付けた表現活動の定位と展開』,2019年度,現在、くらしき作陽大学子ども教育学部子ども教育学科・助教
【17】𠮷田満穗(よしだ・みつほ)『保育実践における気付き体験に基づく保育者の変容過程と力量形成』,2021年度,元就実大学教育学部初等教育学科・教授
【18】渡邊祐三(わたなべ・ゆうぞう)『独自性のある保育課程の編成と持続的学びを促す保育内容の実践』,2021年度,現在、社会福祉法人橘会御南認定こども園・御南まんまるこども園・園長
【19】横田咲樹(よこた・さき)『幼児造形教育における諸課題の抽出と身体内部のイメージを描写する保育実践の提案』,2022年度,現在、社会福祉法人橘会御南認定こども園・保育教諭
【20】秀真一郎(ひで・しんいちろう)『保育者による受容を促す統合的な効力感向上プログラムの実践開発』,2022年度,現在、高知大学教育学部学校教育教員養成課程幼児教育コース/大学院教職実践高度化専攻・准教授