岡山大学大学院教育学研究科・教育学部ESD協働推進センター

学習成果の認証と評価―働くための知識・スキル・能力の可視化―

コンテンツ詳細

タイトル
学習成果の認証と評価―働くための知識・スキル・能力の可視化―
カテゴリ
ESD英語・ドイツ語
発行
明石書店
形態
単行本
出版年
2011
ページ数
160
概要

著者について 学習は学校だけで行われる活動ではない。人は仕事に取り組んだり、日常生活を送ったりする中で無意識に学んでいて、しかもそのような学習内容に大きな価値がある。OECD加盟国では、ノンフォーマル学習(仕事など他の意図的な活動に伴う学習)やインフォーマル学習(学習を意図していない日常生活を通した学習)が労働市場で価値のある人材を育成する基盤となっていることが明らかになってきた。このような学校外での学習成果を何らかの方法で公式に認証し、役立ててもらうための政策は、生涯学習の枠組みの中に位置づけることで重要な役割を果たすことができる。この認証でキーとなるのは、技術的には学校外で学んだ知識やコンピテンシーを「見える化」することであり、政策的にはどのような方法で認証すれば、認証を受ける個人にとっても社会全体にとっても利益が最大化されるのかを見極めることである。本書は、OECDが行った22か国における調査結果を元にして、ノンフォーマル・インフォーマル学習の成果を認証することによってどのような利益があるか、認証のために現在どのような政策や実践があり、それは適切なのか、学校外の学習の成果を認証する組織をどのように作ればよいのかなどについて整理し提言する一冊である。


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