岡山大学大学院教育学研究科・教育学部ESD協働推進センター

Springer 出版 SDGシリーズ (SDG4) Whole School Approaches to Sustainability – Education Renewal in Times of Distress – Arjen Wals ほか編著 刊行のお知らせ

この度、推進センター助教の柴川弘子の「A Whole School Approach to Building Communities of Practice of ESD: A Case Study of Two Japanese High Schools」 (ESD実践共同体を創造する学校包括型アプローチ:日本におけるふたつの高校の事例研究」が、Springer Nature社による SDGシリーズ:SDG4 質の高い教育 の1章として出版されました。同書は世界中のESDの研究者・実践者が寄せた24章から成り、特にESDにおいて重要な「学校包括型アプローチ」について焦点を当てたものです。「苦難の時代における教育の更新」という副題が示す通り、どの研究・実践も単なるアプローチの検証に留まらず、これまでに提示されたWSAのモデルを批判的に検討し、新たな教育の在り方を示唆するものとなっています。

こちらからダウンロードが可能です:https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-031-56172-6

柴川の章は、国内の研究協力校2校において10年以上に渡るフィールド調査に基づいて、比較研究の中で見いだしたESDの実践共同体を創造していく上で重要となる、学校包括型アプローチの特色と課題について述べたものです。ぜひご一読頂き、コメントなど寄せて頂けましたら幸いです。

本章の執筆にあたっては、多くの学校関係者・地域の方の多大なる協力、支援を頂いており、この場を借りて御礼申し上げます。

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