福山市立駅家西小学校(ユネスコスクール加盟校)の国際交流活動支援
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福山市立駅家西小学校(ユネスコスクール加盟校)の国際交流活動支援
|| 開催日時 ||
2023年3月10日
インドネシアのSukuma Bangsa 小学校(3小学校)と駅家西小学校の6年生の児童のオンライン交流会を実施しました。
繋いで下さったのは、推進センター柴川助教の共同研究のパートナー、フィンランドのタンペレ大学で教育の研究をするSatia Zen先生です。Satia先生はインドネシアで教師であり、元同僚たちと繋がりながら研究を続けている方です。
お互いの学校で学んできた内容について、予めプレゼンテーションを作成して送付し、それに対する質問を書き込んでいきます。当日はその質問に対する答えを伝えあう、という形式で行いました。
駅家西小学校の6年生は、地域の宝物「双子塚古墳、室町文化(能と琴)、福山城とバラ」をテーマにグループに分かれて探究学習を進めました。一方、インドネシアのSukuma Bangsa学園の3つの小学校(Pidie, Lhokseumawe, Bireuen)は、それぞれ、インドネシア伝統様式の家、伝統的な遊び(ゲーム)、そしてバティック(ジャワ更紗)について学んできており、特にジャワ更紗は室町時代に日本に入ってきたという偶然も見つかりました。
お互いの調査内容について共有するだけでなく、積極的に質問する児童も出てきて充実した時間となりました。
また、その後は駅家西小学校の児童たちからは、折り紙などを使った「ありがとう」カードが送られ、Sukuma Bangsa学園からはそれぞれの学校からビデオメッセージが届きました。
Sukuma Bangsa学園は、インドネシアのアチェ州にあり、2005年のスマトラ沖大地震で起きた大津波の被害で失った子ども達や教師たちのことを忘れず、次の未来世代を育てることで復興を遂げていくことをミッションに掲げて作られた学校です。
今回の交流は2年目になりますが、その学校で大切にされている学びに私たちと多くの共通項があることが分かりました。
外部コメンテーターで、以前より駅家西小学校の実践にも関わって下さっている、ESDコーディネーター・中国学園大学非常勤講師の小森順子先生(元岡山市小学校校長)にも、様々な観点から児童の励みになるコメントを頂きました。
今後も更に深い交流ができるよう支援していきます。
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