岡山大学教職大学院が目指すこと
本教職大学院は、学校教育に関する理論と実践を教授研究し教育現場の課題について、理論との架橋・往還・融合を通して高度にマネジメントし遂行できる総合的 ・実践的な力量（高度教育実践力）を備えた高度専門職業人としての教員を養成することを目的としています。
養成しようとする教員像
本教職大学院が養成する人材像は、「アクション・リサーチャーとしての教師」であり、教職生活全体を通じて継続的に高められていく職能発達の方向性を踏まえたものです。
- 学部段階で教員としての基礎的・基本的な資質能力を修得した者が、さらに学習指導や学級経営、生徒指導などに関する高度で実践的な能力を身につけ、新しい授業を構想・展開し、提案することができる「初任期リーダー」として学校改善に資すること。
- 現場での一定の教職経験を有する現職教員が、若手教員を育成する能力、及び学年や学校・地域において学習指導や、学級経営・学年経営、生徒指導などに関する指導的役割を果たす能力を身につけ、「ミドルリーダー」として地域や学校改善に資すること。
- 現場での一定の教職経験を有する現職教員が、高い視座から、さまざまな教育事象を捉え直し、「学校リーダー」として指導的立場に立ち、新たな学校づくりや地域づくりに資すること。
いま求められる資質・能力
職能発達の違いはありますが、「初任期リーダー」、「ミドルリーダー」、「学校リーダー」に求められる基礎・基本、資質・能力としては、以下のものを構想し、育成することを目指しています。
- 分析力・解釈力：理論と実践との架橋・往還によって問題の解決の方向を見通すことのできる力
- 企画力・提案力：具体的で高度な問題解決を企画し、提案することができる力
- 実践的展開力：企画・提案した問題解決策を実践できる高度な力
- 評価力：教育活動・実践を客観的に評価したり反省的に思考したりする力
- マネジメント力：教育活動や取り組みを学校内外で組織的・協働的に展開できる力
