最終成果報告書について
最終成果報告書とは、教職大学院における学修の成果を論理的にまとめる実践研究を省察した報告書です。
学部新卒学生は、学習指導や生徒指導などにかかわる自己課題を発見・分析した上で、実習校の課題解決に向けて実践研究に取り組みます。実習、講義、教育実践研究などの、実践と理論の往還を通した学びと、中間報告会(1年次8月と2月、2年次8月の計3回)を通して、専任教員、実習校の指導教員、教育委員会の指導・助言を受けながら実践研究をすすめます。そして、2年次2月に最終報告発表を行い、3月に最終成果報告書として完成させます。
現職教員学生は、現任校の状況をふまえ、学校の組織づくりやマネジメントを中心にして、学校づくりの基礎・基本と実践を軸にした省察を行いつつ、新しい基礎理論の構築を目指し、最終成果報告書を作成します。新卒学部学生と同様に、中間報告会で専任教員と現任校の管理職や所管の教育委員会と熟議を重ねながら、実践研究をすすめます。
最終成果報告書の研究テーマ例
学部新卒学生
教科教育領域を中心にして、生徒指導や学級経営、特別支援教育など幅広いテーマを追求し、教育の専門家としての知恵を深めます。
- 小学校社会科における意思決定過程の構造化 一批判的思考のプロセスに着目して一
- 小学校におけるレジリエンス向上のためのプログラムの実践 一学校適応感の向上による不登校未然防止一
- ロールプレイを用いて、コミュニケーション能力の育成を図る 一小学校における英語の授業づくり一
- すべての児童が学びやすい小学校音楽科の授業づくり 一インクルーシブ教育の視点を生かして一
- 森林を題材とした中学校理科の授業実践 一自然環境の保全意識の向上を目指して一
- 言語能力の育成を目指した国語科単元学習の構想 一主題探究と言語能力育成の両立一
- 養護教諭が行うレジリエンスを育むための実践研究 一心の強みに着目したアプローチとその考察一
- 数学的活動を用いた高校数学の授業構成 一RME理論の考えから一
- 生涯スポーツに向けた授業実践 一「共創」をテーマとした授業実践を通して一
- 統計的な資質・能力を育成する学習指導に関する研究
- 政治的関心の向上をめざす公民科の授業構成 一教科教育学及び政治学の知見を手がかりとして一
- 高校生の健康に対する自己管理能力を高める指導 一自己内省を通して一
現職教員学生
小・中・高校、特別支援学校、また、教諭や養護教諭、管理職など、学校現場のさまざまな立場に立つ者が、学校の組織づくりやマネジメントを中心にして、学校づくりの基礎・基本と実践を軸にした省察を行いつつ、新しい基礎理論の構築を目指します。
- 深い学びに必要な力を育成する単元構成・内容の研究 一学校全体での取り組みをめざして一
- 自己更新力をもった組織づくりについての研究 一個と組織を繋ぐことを通して一
- 自分の価値を見いだせる「総合的な探究の時間」 一自ら人生の舵をとることができる生徒の育成のための働きかけ一
- 「目指す子供像」の実現に向けた授業研究のあり方
- 道徳の授業改善に向けた研修のあり方に関する研究 一組織的知識創造理論にもとづいて一
- 知的障害教育におけるプログラミング教育の在り方
- 健康相談を子どもの課題解決のための校内支援体制につなぐ 一頻回来室児童への健康相談から校内支援体制の連携向上を考える一
教育実践研究報告書 最終報告会資料
- R5年度修了生(PDF)
- R4年度修了生(PDF)
- R3年度修了生(PDF)
- R2年度修了生(PDF)
- R元年度修了生(PDF)
- H30年度修了生(PDF)
- H29年度修了生(PDF)
- H28年度修了生(PDF)
- H27年度修了生(PDF)
- H26年度修了生(PDF)
- H25年度修了生(PDF)
- H24年度修了生(PDF)
- H23年度修了生(PDF)
- H22年度修了生(PDF)
- H21年度修了生(PDF)
研究紹介
現在準備中です。