教育実習
教育実習の目的は、学校現場での具体的な学びを通して実践的指導力を育成することにあります。教育学部の授業で学んだ教育理論を教育現場での観察・参加実習及び教育実習を通して理解を深め、再び授業で必要な教育理論を学びます。それらを踏まえて指導者として教育実践を行い、実践の結果を振りかえって改善点を見つけ、 さらに工夫して実践をします。このような理論と実践の往還を通して、総合的な実践的指導力を高めていきます。
また、教育実習はこれまでの学ぶ側から指導する側に立つという体験を基に、教職への意欲を喚起し、夢と希望を育てる場です。さらに、教育技術を習得するとともに、理論と実践との往還を通して、新たな課題を発見していきます。実践的指導力を身に付けるきっかけは、教育実習での課題発見にあるといえます。
3年次までの実習の単位を修得した後、4年次には「教職実践演習」及び「教職実践インターンシップ」を履修することになります。これらの科目の履修により、これまでの授業や教育実習、養護実習の中で身につけてきた教員として必要な実践的指導力の形成状況を確認した上で、苦手分野の克服や得意分野の伸長を図ります。