「協創的教員養成ダイアログ・フォーラム」を開催
教育学部は、5月27日、共育共創コモンズ(OUX)で「協創的教員養成ダイアログ・フォーラム」を岡山県教育委員会との共催のもと開催(オンライン同時配信)しました。本学部では、学校・教育委員会・大学が主体となり、ともに育てていく「協創的な教員養成」の理念のもと、2018年度から「岡山県北地域教育プログラム」を導入しています。本フォーラムは、これまでのプログラムの検証を図るとともに、これからの「地域」における教員養成のあり方を考えていくことを目的として実施し、県内外から会場とオンラインを合わせて約160人が参加しました。
プレセッションとして、本プログラムの4期生(3年生)が、「地域の未来を生きる私」をテーマに作成したポスターをもとに、参加者とのダイアログ(対話)や交流を図りました。
開会に先立って、那須保友学長の挨拶の後、文部科学省初等中等教育局の藤原章夫局長が「初等中等教育の動向と展望」と題して基調講演を行い、わが国の初等中等教育をめぐる最新の動向をふまえて、「令和の日本型学校教育」における教員養成や研修のあり方について話しました。
続いて、4期生(4年生)と本学教員による「岡山県北地域教育プログラム」のねらいと概要説明の後、岡山県北地域で教員として活躍している卒業生(1期生)と本学教員による「理想と現実」と題したインタビュー・ダイアログを行いました。
後半のセッションでは、文部科学省 総合教育政策局 教育人材政策課 教員養成企画室長の小畑康生室長、岡山県教育委員会の鍵本芳明教育長、本学の髙瀬淳教育学部長の3氏により、「協創的教員養成の成果と課題とこれから」と題したトライアログが行われ、本プログラムの成果と課題をふまえた、これからの「地域」における教員養成のあり方が議論されました。
最後に、フロアダイアログ「地域の未来を切り拓く教員養成について問う」が行われ、 本プログラムを取り巻く多様なステークホルダーとのダイアログを通して活発な議論が展開されました。
【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院教育学域 熊谷愼之輔
kumagai◎okayama-u.ac.jp ※@を◎に置き換えています。