大学院教育学研究科とJICAによる中南米地域の関係者を対象とした算数・数学教育研修実施(2024年10月21日)
その他
中南米地域では、初等・中等教育の純就学率は高いものの、教育の質、なかでも算数・数学教育の質の低さが課題となっています。こうしたなか、岡山大学はJICAと協力し、2016年度から教育学研究科において算数・数学教育に携わる教育省、教育委員会及び教員養成大学等の関係者を対象とした研修を実施しています。その目的は、日本の算数・数学教育に関する理解を深め、児童生徒中心型の授業を指導する技術を高めることです。2024年度の研修は、10月4日から10月21日にかけて8か国(ボリビア、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、パナマ、パラグアイ、ペルー)の研修員の参加のもとで実施されました。研修員は講義や演習(指導案作成と模擬授業)、そして教育学部附属中学校や公立小学校の授業を視察し、良き研鑽を積まれました。
閉講式での修了証書の授与
(前列左から1人目 髙瀬 淳 教育学研究科長、前列左から6人目 後藤隆寛 JICA中国研修業務課長、後列左から1人目 黒崎東洋郎 岡山大学名誉教授)
【本件問合せ先】
岡山大学学術研究院教育学域 教授 藤井浩樹
E-mail:fujii-hi◎okayama-u.ac.jp ※@を◎に置き換えています。